恋愛相談で一番多いのが「好きな人ができない」「出会いがない」という悩み。「長
続きしない」という悩みもありますが、たいていは付き合ってどうこうではなく、つ
きあい始める以前の問題で、みんなつまづいているようです。
ある共学の大学の講演では、女子学生500人の中で恋愛していない人が60パーセント
以上いました。
その理由を聞いたところ、第1位が「出会いがない」でした。男子学生があんなに沢山
いるのに、おかしな話ですよね。
だいたい、大学生で出会いがないとしたら、いったいいつ出会うんでしょうか。
社会に出たら、それなりにいろいろ制約ができて、もっと出会いは少なくなってしま
いますから。
それで恋愛していないと言っている女の子たちに事細かに聞いてみると、「あの人は
彼女がいるし」「○○だし」「だから」という答えが返ってきました。
つまり、出会いはあるんですね。
でも、出会ってちょっといいなと思う人がいたとしても、少しでも条件が合わないと、
それ以上、相手を自分に近づけて考えてみようということをしないで、この人は違う
と、簡単にはねていってしまってるんですね。
出会いがないのではなく、あきらめが早いんですね。
ひとつでも条件が合わないと、付き合い始めない。それはたぶん自分がキズつくのが
イヤだから、最初がら臆病になっているからではないでしょうか。
誰かを好きになる前に、もう、自分で気持ちをセーブしてしまっている。みんな自分
を自分で守りすぎていますよね。
私は昔から自分を守るストッパーが弱くて、相手にガーンと向かっていっては、ガーン
と跳ね返されて、ふられるというパターンを繰り返してきました。
もちろん、ふられるたびに大きくキズつきますよ。キズつくけれど、ふられたことで
学習できることがたくさんあるんですね。
ふられた経験は恋愛というものを考えるのに、とてもいいサンプルになると思います。
いい出会いがほしい、恋愛をなんとか叶えたいと思っているならば、「恋愛というゲーム
に参加しています」っていう意思表示をすることです。
とにかく、まずは、「ヤル気」を見せること、これが大切です。
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