※けい花プリザーブドフラワー 「和ブーケ」
「怒り」「寂しさ」「恐れ」「悲しさ」という否定的な感情を、ただ
ぼんやり感じているだけでは苦しみはますます深くなる。流砂に足をと
られるように、逃げようとすればするほど深みにはまり込んで、身動き
が取れなくなってしまう。
この苦しさを何度か経験するうちに、否定的な感情をなんとかして遠
ざけようと思うようになる。
確かにそうすることで、一時的に苦しさを軽減できるかもしれない。
だが、それでは前向きな気持ちを感じ取る力が、だんだん弱まっていく
だろう。
小さな子どもには、感情がみなぎっている。目いっぱい喜び、目いっ
ぱい愛を感じることができる。湧き上がる感情を、そのまま感じ取れる
のだ。
その力を、大人は多かれ少なかれ失っている。辛いことや悲しいこと
に対処しているうちに、否定的な感情をさける習慣が身に付き、いつの
まにやら、「愛」「喜び」「感謝」「やすらぎ」という否定的な感情を
十分に感じ取れなくなっている。
否定的な感情を避けるのは、そこから抜け出せなくなりそうな不安が
あるからだ。
ところが、避けているだけでは、逆にいつまでたっても抜け出せない
だろう。
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