女性心理の最後は、「女性は将来の話、夢のある話を聞きたがっている」です。
家庭円満の秘訣を一つだけ挙げるとすればこれだと私は思っています。
現在の生活がどんなに苦しかろうと、彼の生き方にどんなに不安や不満があろうと、将来に夢を持っている人、その夢を共に語ることのできる人なら、女性は納得してついていくことができます。
女性だけでなく、子供たちもそうです。子供が無条件で尊敬する父親とは、家族をベースに自分の夢に向かってひたむきな努力を重ねている一人の男です。
このことに気がついていない男性が多すぎないでしょうか。
五十過ぎの男性が、お見合いの相手に一生懸命になって自分の話をします。
社会的にも人並み以上の魅力の男性です。ところが、女性はちっとも乗ってきません。
「なぜでしょうか」と尋ねられたとき、私はこう尋ね返します。
「あなたのお話は、将来の話でしたか、過去の話でしたか」
過去の栄光がどんなに輝かしいものであっても、それは既に終わった話です。
はっきり言ってしまえば、女性にとっては関係ありません。自分が参加する余地がないからです。
まして、それほどのものとも思われない過去の自慢や、今更どうしようもない愚痴にとらわれ、もがいている男性の姿を見ると、うら悲しささえ感じて白けるでしょう。
それに比べて、「これから、こういう生き方をしたいんだ」とか「一緒にこうしないか」という話には、「わあ、素敵ね」と女性は目の色まで違ってきます。
夢を追いかける生き物は男性の方でしょう。女性は男性の中にひそんでいる少年の心を見て、驚いたり、うらやましがったりします。
だからこそ、「しょせん、女にはわからない」「古女房に話したってムダ」などと決め込まないで、その夢を分けてあげてください。
女性は生き生きしてきます。古女房もきらきら輝いてきます。
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