大事な場面でなかなか決断できないのも、女性の特徴です。
レストランでも、男性が「僕はステーキ」といった具合にあっさり決めてしまう
のに対して、女性は「肉も食べてみたいけど、魚も美味しそうだし」などと、いつ
までも迷っています。
洋服を買うのに付き合わされた男性が、二つも三つもお店を回り、何度試着しても
決まらない女性に、しまいには怒りだす、そんな光景も見覚えがおありでしょう。
この優柔不断さは、女性が育てられた環境、しつけと関係があるのではないかと私
は思っています。
男性に対しては、小さい頃から、一定の「型」がお手本として与えられます。
さらに、ことあるごとに、物事をできるだけ単純化して考えること、決断することが
求められます。
「グズグズするな」「メソメソするな」と、激しい叱責かすぐ飛んできます。
これに対し、女性は、何かを決断する機会などめったに与えられません。
「あれはいけない、これはいけない」というこまごまとした制約はいっぱいあるので
すが、娘に向かって「ここ一番、目をつぶって、やってみろ」などと激しくもやさし
く叱咤する親など、よほどの変わり者以外にはいなかったのです。
大抵は「女の子だから仕方ない」「かわいそうに、よしよし」とお目こぼししてもら
えました。
大目に見てもらえるということは、初めから期待もされていないということなので
すが……。
ですから、女性がその場ですぐ答えを出せなかったり明言しなかったととしても、動じ
ずに、ゆったりと待ってあげてほしい、と申し上げたいのです。
「オレのこと、好きじゃなかったの」とか「何か計算してるんじゃないか」などと、せ
き込んだように結論を迫るのは、若い男性が失敗する共通のパターンです。
もっとも、ここでも、最近は男女の様子が変わってきています。
自分で選択し、決断し、挑戦する女性が目立ってきた一方で、甘やかされて育ち、自分
ではメニューひとつ選べないという男の子が急増しています。
「相手が結論を見つけるまで、焦らずに待ってあげて」というのは、女性にも言わなけ
ればならないセリフかもしれません。
福岡で婚活するなら、高い成婚率で人気の福岡市西区の結婚相談所けい花へ…