好きな相手にスパッと気持ちを伝えることができたら、どんなに
いいだろう。そう考えている人は、案外多いもの。しかし、なぜ
気持ちをうまく伝えられないのかの答えは、はっきりしている。
それは、自分が傷つきたくないから。人同士のコミュニケーション
で一番やってはいけないことは、相手を傷つけることである。
愛の告白というものは、普通の状態であれば、相手を喜ばせこそ
すれ、決して傷つけることはないが、自分が傷つきたくないから
、告白を躊躇してしまうのだ。
では、そんなあなたに上手に気持ちを伝えるコツを伝授しよう。
いきなり「好きです。付き合ってください」は愚の骨頂。
まずは、相手の好みを聞くことから始めよう。
たったこれだけだが、実は相手のすべてがわかる質問なのだ。
ステップ①の質問は、「犬が好き?猫が好き?」
相手が「猫が好き」と答えたなら、束縛されることが嫌いな人。
「犬が好き」と答えたなら束縛することを好む人。
ステップ②の質問は、「海が好き?山が好き?」
ここで「海が好き」と答えた人は、甘えたい人。「山が好き」と
答えた人は、甘えられたい人である。
ステップ③の質問は、「太陽が好き?月が好き?」
「太陽が好き」と答えたなら、告白したいタイプ。「月が好き」と
答えたなら、告白されたいタイプである。
こんな質問なら、いつでもできるだろう。気持ちを伝えるには、この
3つの質問で充分だ。
こういう質問をすること自体が、あなたが相手に好意を持っていること
を自然に分からせることになるからだ。
そして、質問の答えを聞いたあなたは、その日から好きなタイプに変身
するチャンスをつかんだことになる。
もし、あなたにちょっぴり勇気があるなら、3つの質問の最後に、こう
付け加えて「それじゃ、最後に大切な質問をするね。私のことが好き?
嫌い?」
ほら、上手に相手に気持ちを伝えることができたではないか。この質問に
「嫌い」と答えた人を、私はいまだ知らない。
この最後の質問まで嫌がらずに聞いてくれたのであれば、赤い糸がからまる
直前だと考えていいだろう。
もし、「NO」とは言わないまでも素っ気ない答えだったとしても、悲しむ
ことはない。
赤い糸で結ばれた人ではないと、あきらめる理由にもなるからだ。
それに、心の奥に隠された性格や本質を知ることは、付き合いが始まって
もさまざまなシチュエーションで必ず役に立つ。
素直に信じて、チャレンジしてみてほしい。
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