相手の価値観を、受け入れましょう!
T子さんは、自分にかなり自信を持っていて、後輩の事務的な誤りや、あいさつ
の仕方などにもすべて口を出してきます。
「あなたのそのお辞儀の仕方、なってない」
「あなたって、ちょっと太り過ぎよ、受付に向いてないわよね。今日から食事
は抜いてダイエットに励みなさい」
「さっきの電話対応はなによ。大体、いつもあなたは一歩遅れているわ。だか
ら、私が迷惑をこうむるのよ」
後輩に対してだけでも毎日こういった小言を言うくらいですから、まわりの人
に対してもいつも何か不満を持っています。美人なのに、いつも口元がゆがん
でいます。
T子さんは、まわりの態度が自分の価値観に一致しない時に不満を爆発させる
ようです。
しかし、人間というものは、一人一人異なった価値観を持ち合わせています。
赤が好きな人もいれば緑が好きな人もいます。ミステリー小説が好きな人が
いれば、エッセイだけを読む人もいます。
さらに人それぞれ莫大な物事への価値観を持っているわけですから、自分の
ものさしに当てはめてそれを強制するということは、ムリな話なのです。
T子さんは、自分に見あった男性がいないといつも言いながら、お見合いを
繰り返しています。
なぜ彼女に見あった男性が現れないかというと、彼女自身の価値観だけで
物事のすべてを見ているからなのです。
「一流大学卒で一流会社に勤めていて、年収一千万円以上じゃないとイヤ」
「外見がカッコよくて、家事を手伝ってくれて、親と同居しない次男の人」
といった、条件を大前提に相手を探しているのですが、そういった条件を
兼ね備えた人がいざ目の前に現れても、「食事の仕方がイヤだった」「デート
の帰り、家まで送ってくれなかった」と難癖をつけては失敗を繰り返して
いるようです。
すべて完璧な人などこの世には存在しません。
相手を自分の価値観だけで判別せず、「こういった考え方もあるのか」と、
相手の価値観も受け入れることができる人は、いい恋愛ができるのです。
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