「我が子は結婚できるのか・・・・・」。未婚の30~40代の親たちの間で、子の将来への焦りが強まっている。
40代前半の未婚率は男性29%、女性17%という現状。親と同居し経済的に依存するケースが少なくないことも不安に拍車をかける。
自立のためにも親は子の結婚を後押しすべきか、それとも信じて見守るべきなのか。
「近所にも40、50代の独身男が多い。息子のいく末を見るようで気が滅入る」。息子が30歳を過ぎた頃に大ゲンカをした。
「いつ結婚を考えるの?」「35」「すぐに40になっちゃうよ」。35歳になった時には結婚相談所に無理やり入会させたが、一向にやる気を見せない。「進展は?」「ない!」
勤め先から帰るなり自室でゲームに没頭。そんな息子の給料を先日初めて知り、あまりの安さに驚いた。
結婚に腰が引けている理由はこれか。半ば諦めつつ心を痛める。
2010年の第14回出生動向基本調査によれば、30代未婚者の75%、40代未婚者の64%が親と同居している。
一方で50歳までに一度も結婚してない人の割合を示す生涯未婚率は男性で20%、女性で11%に達した。1975年には男性2%、女性4%だった。
「かつては小遣いを確保するためのパラサイトシングルが多かったが、今は親の家と年金に頼らないと暮らせない未婚者が増えている」と言う。
その親たちは自分か亡くなった後を心配し、結婚に踏み出さない子に代わり婚活を考えるわけだ。
ただ、どこまで親が関与するかは判断が難しいところ。「親が後押しできるのは結婚相談所への入会まで。その後はしゃしゃり出ない方がいい」
せっかくの話を親が壊す場面を、いくつも見てきたからだ。
入会後は、本人が担当のカウンセラーと相談し良いご縁をつかむよう努力していけば親御さんも安心されるのではないでしょうか。
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