デートの別れ際、彼が後ろを振り返ってくれません!

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楽しいデートが終わって、駅や道で別れるとき、何度も振り返ってくれる男と、
決して後ろを振り返らない男というのがいる。

前者のほうが、女性にとってやさしく見えるだろうし、後者は「私のこと、あん
まり好きじゃないのかな」という不安を女に持たせさえするようだ。しかし、実際
はどうなのだろうか。

女が男と結婚を決めるというとき、一昔前は「あなたについて行きます」という
表現をされることが多かった。

それは、男の後ろ姿をちゃんと見て共に歩むという考え方が、知らず知らずのうち
に踏襲されてきたから。

今どきそんな女性は皆無だろうが、この言葉はある意味正しい。

将来に夢や希望を持っている男の背筋はしっかり伸びていて、ある種の風を連れて
歩いている。

その風に乗れば、何の力もいらず、同じ道を歩いていくことができるからだ。

その逆で、男の正面しか見ない女はいらぬ苦労を抱え込むもの。

ハンサム、やさしそうなど、目に見える部分、いくらでも取り繕うことができるも
のについて行こうとする。

断言しよう。

もしあなたに好きな男ができて、この人と幸せになりたいと感じたら、一度だけ後ろ
に回って背中をじっくり観察するがいい。

背筋は伸びているか、そして力強く歩いているか。

そこに男のすべてが現れ、あなたの将来の幸・不幸を判断する鍵がある。戦国時代は
「敵に後ろを見せるな」という言葉がよく使われた。

後ろ姿には本当の実力がーーどんなハッタリも通用しない素が出るからだ。

デートの別れ際、力量のある男は決して後ろを振り返らない。

冷たいのではなく、やさしさがないわけでもない。彼はもう、明日に向かって歩き
始めているからだ。

後ろを振り向かない男は、背中に自身を持つ男。自分の生き様を確立したか、確立
しようとしている男である。

後ろを振り向いて、もう一度手を振ってほしい思うのは女心として当然だが、男が
何度も振り返るのはやさしいからでも、あなたを愛しているからでもない。

ただの優柔不断だったり、背中に自信がない男である可能性が高いと言える。

好きになった男が、「哀愁を感じる背中」をしていれば最高だ。

哀愁とは、「清濁併せ呑む」の「濁」をも笑顔で吞み込み、我慢を重ねてでぎる男の
品格である。

こんな男であれば、何があってもあなたを守り、最後まで裏切らないだろう。

男の背中ほど無防備な部位はない。背中は男の生き様を写し、将来を暗示するもの。

だからこそ、上質な女は男の後ろ姿を見て将来の伴侶を決める。男の過去、現在、そ
して未来はすべて背中にあり、あなたが男の背中から感じるものは正しい判断である
と断言しておく。

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