【ぬ】「ぬか喜びしないために・・・」

「ぬ」

「あ、この人私のことたいして好きじゃなかったんだ……」「彼、こんなことまでしてくるんだから、絶対私に気があるよね?」などと思っていた矢先、男のまさかの裏切り行為。それも最悪なことに、相手の男はほんの少しも悪びれた様子もなく私のプライドをズタズタに……。「男からの愛情だと思っていたものがタダのうぬぼれだった」ときのショックは計り知れない。恥ずかしさ、悔しさ、勘違いさせた男への恨みつらみ、そして自己嫌悪……。そんなものが一気にのしかかってくるのだ。男性は自らがラクになるためならば平気で女を特別扱いする。それは相手への愛情からではなく生活の知恵なのだが、女はそれに気づかないのである。「彼、他の人には決して話さないことを私には言ってくる」「彼が頼みごとをしてくるのは私だけ……!」うわべの言葉にだまされないよう、本質を見抜きぬか喜びしないために、くれぐれも慎重に!