【ろ】「露骨な態度」
「ろ」
人間関係を築いていく上でどうしても避けられないのが嫌いな人との接触です。自分の好きな人ばかりが世の中にいるわけではありません。中には気の合わない人、嫌いな人もいます。「この人嫌い!」と言って付き合いをなくしてしまう事も出来ればいいのですが、世の中簡単に付き合いを切れない関係もあるのです。嫌いであれば無理に付き合う必要はありませんが、嫌いな相手に嫌いだと悟られてしまうことで余計にギスギスした関係になってしまい悩んでしまう人もいます。嫌いな人に取る態度として素っ気ない態度があります。嫌いな人とはなるべく距離を置きたいと考えるものですが、向こうから話しかけてきたりした場合にあからさまに素っ気ない態度を取ってしまっては、嫌っているのを悟られてしまいます。そんな態度を取られたら相手は「嫌いなら嫌いだとハッキリ言ってくれ」と思うでしょう。嫌いな相手との対立を望むのであれば、素っ気ない態度をとり続けるか、直接言いましょう。しかし、対立もしたくない、ただ関わり合いたくないだけであれば素っ気ない態度は止めましょう。相手をイライラさせるだけで、対立のタネでしかありません。周りの人と同じように接することで余計な対立を避けることが出来ます。嫌いな人に取る態度は笑顔が引きつります。人の態度に鈍感な人であればそれぐらいでは嫌われてるなとは悟られませんが、敏感な人であればある程悟られてしまうでしょう。嫌いな人と笑顔で話すことが難しいのは当然です。嫌いな人と一緒にいて心底笑顔が出せる人は演技力が相当ある人でしょう。一般人であればそんな事は出来ませんから、この場合の回避方法は無理に笑顔を出そうとしないことです。愛想笑いを辞めることで何を考えているかを悟らせないのです。無理をするから矛盾が生じそこを疑問に思われてしまいます。矛盾の生じない普通の態度でいればその心配はないでしょう。嫌いな人に取る態度は無視をすることです。これは分かり易すぎます。嫌いな人から話しかけられたら無視、明らかに自分が話しかけられているのに無視をするのは対立しか生みません。そんなに嫌いなのであれば、直接言ってしまった方がお互いの為でしょう。余計なイライラのタネをお互い抱えないで済みます。言うことが出来ないのであれば、無視するのはやめて他の人と同様に接しましょう。無視は相手に嫌っていることを態度で示すにはとても効果的な方法ですが、あからさまな無視する態度は相手からの反感を買い対立の元になってしまうのです。嫌いな人を好きになる必要はありません。ただ、円滑な社会生活を送る上で嫌いな人との付き合いも必要である事を知りましょう。表面上の付き合いだけでも円滑にしておくことで、余計な衝突もなく平穏な日々が送れることでしょう。