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まず初めに、付き合うということが何なのかを考えましょう。付き合うことの「心構え」を語る前に、付き合うとはどういうことなのか、どこに向かっているのか、を知る必要があります。

付き合うということが何なのか分からないと、様々な心構えについて「何のためにそんなことをするのか」が分からなくなるからです。

付き合う、つまり「彼氏彼女の関係になる」というのは、結婚と同じ「誓い（約束）」です。しかし、結婚のように社会に向けて書類を出したり宣誓まではしませんね。

お互いに、何となく、みんなが持っている大体の常識を持ち寄って、約束するわけです。あなたと、彼氏・彼女の関係になります、交際しますと。

その約束の内容というのは、「大体の常識」を持ち寄りますから、個人個人で細かいところまでは差が出ますし、生まれた国が違えばだいぶ違うところもあるでしょう。

まぁ、おおよそ、彼氏彼女以外の人を恋愛対象として求めず、彼氏彼女を幸せにしようと努力すること、出来る範囲で彼氏彼女の不安や信頼に応えようと努力すること、を約束したとは言えるのではないでしょうか。

さて、何でそんな誓いを立てるのでしょうか？

それは、誓いを立てること、約束をすることで、信頼関係に厚みが出るからです。たとえば何かの契約をするときに、最初に保証金を入れると、信用が増しますよね。

何らかの犠牲を払う（制約を背負う）ことで、信頼しやすくなりますし、恋愛の場合で言うなら、二人の気持ちが共鳴しやすくなりますし、恋愛に集中しやすくなると言う効果があります。

付き合わずに信頼関係を育てようとしたらなかなか難しいですが、「付き合う」と決めることで、信頼を三段飛ばしぐらい上積みしてスタートできるのです。

二人の関係が「悪循環」に陥って、わだかまりが大きくなると、その修復はどんどん難しくなります。

出来れば良好な関係のうちに、普段から、このような心がけを持っておくことが大事でしょう。悪循環に陥る前の予防が大事なのです。

と言っても、恋愛には、成長とか飽きとか引っ越しとか色々な要素があって、いくら予防していても、関係悪化が止まらないことも多々あります。心構えで全てをカバーできるものではありません。

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