「思いやりが仇に!」


「お」

私たちは、「人に親切にしよう」と子供の頃から教えられてきました。

子供のときには純粋にできた「親切」ですが、大人になってくるとそこに「打算や見返り」が見え隠れしていませんか?

「親切」のつもりでしたことが、かえって悪い結果を生むことも・・・本当の「親切」とは何か、人間関係を良好に保つために気をつけたいことは何か?

子供の頃は素直にできたはずの「人への親切」。大人になってくると複雑で少し難しいものになりますね。

「良かれと思ってしたのに・・・」という状況を生むこともあるほか、「ありがた迷惑」なんて言葉もあります。

そもそも親切とはどんなことだろう!

相手の身になって、その人のために何かをすること。思いやりを持って人のために尽くすこと。また、その様。

何かをしてもらった、尽くしてもらったという感覚は人によって違います。自分としてはほんの少しのこと、と思うようなことにとても感謝されたり、尽くしたと思っていても伝わらなかったりと、受け取り方は人により様々です。

「親切」の難しいところは、自分は、「親切」と思っていても相手がどう受け取っているかわからない、というところにあります。嬉しい、ありがたいと思ってくれているかもしれません。

でも、ありがた迷惑である可能性も捨て切れないのです。

さらに、「親切」をすると、「あの時助けてあげたのに・・」のように、「親切にしてあげた」という思いが自分の中に居座ることも問題です。

そんな思いばかりが前面に出てしまうと、関係を良好にするためにした「親切」がかえって逆効果になりかねません。

どんなに尽くした「親切」だったとしても、見返りを求めず忘れるように心がけましょう。それはとても難しいことです。一度や二度ではない、という場合は尚更難しいでしょう。

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