「好きと愛してる!」
「す」
恋愛・・・と一口に言いますが、「恋」と「愛」とでは厳密に言うと、意味が違います。
恋するということは、特定の相手に思慕の情を抱くこと。決まった相手を好きになり、一緒にいたいと思いことです。
一方の愛には、可愛がる、慈しむという意味が含まれています。相手を大切なものと感じ、大事にするということなので、「母性愛」なんていう言葉にも「愛」という字が使われますね。
もちろん、男女間で慕い合うことも愛ですが、そこにはお互いに頼りにする、寄り掛かり合うという意味もあるようです。
「好き」と「愛してる」のいちばん大きな違いは、それが一方的なものなのか、相互間に存在する感情なのか・・・という部分です。
ですからときどき、ドラマなどで、片思いの相手に、思い余って・・・「愛してるんです・・・!」
なんて言うシーンがありますが、厳密にはちょっと間違いの部類に入るかもしれません。恋は片思いでも恋ですが、愛は二人の気持ちが共通したところにしか生まれません。
二人がもしお付き合いを始めたとしても、愛はすぐに生じるものではありません。
相手に対して新鮮さを感じたり、ドキドキしたりしているうちは、心理学的には相手を受け入れていると言うよりも、相手に対する斬新さにトキメいているだけ。
つまり、新鮮さがあるうちはまた恋で、飽きてからが愛を作れるかどうかの勝負・・・ということになるでしょう。
恋はある瞬間に、急激に生じることがあります。また、長い時間をかけて自覚することもあります。
共通しているのは、恋は意識しないうちに、勝手にそこにもあるものだということです。
そこには、あなたが何をしなくてはいけないということはありませんし、何もしないうちにドキッ!と恋を自覚した人も多いでしょう。
反面、愛は、「勝手にそこにあって、いつか気づくもの」ではなく、自発的に育てなくては育たないものです。
中には、それが愛を育む行為だと自覚していない人もいますが、お互いに相手に優しくするとか、助け合うことによって、結果的に愛が育まれることになります。
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