縁は異なもの!!!
「縁は異なもの」は、「えんはいなもの」と読みます。リズムよく「縁は異なもの、味なもの」と言うことも多いことわざです。
「縁は異なもの」の意味
「縁は異なもの」とは、人間の結びつきはどこでどうなるか分からない、面白いものだ、という意味です。
「縁」とは
「縁(えん)」とは、つながり、関係、関わり合いを言います。人と人との切り離すことのできない結びつき、巡り合わせを意味します。
「異なもの」とは
「異」という漢字を見ると、「異なる」という言葉から「他と違っている、同じではない」という意味を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、「異」にはもう一つ「特に際立っている、不思議である、奇妙である」という意味があります。
つまり、ここでの「異なもの」は、「面白いもの、不思議なもの」を表しているのです。
「縁は異なもの」の用例
永井荷風の『にぎり飯』(1947年)では、以下のように使われています。
「男の方なら働き次第津ッて云ふ事もあるでせうけど、女一人で子供があっちゃア並大抵ぢゃありません。」
「だから、ねぇ、おかみさん。どうです。わたしも一人、あなたも一人でせう。縁は異なものッて云ふこともあるちゃありませんか。あの朝一ッしょに炊き出しを食べたのが、不思議な縁だったといふ気がしませんか。」
空襲で焼け出され、一緒に炊き出しを食べた男女が、後日偶然再会した時の会話です。男性は女性を口説き落とし、やがて二人は共に商売を始めます。
広い東京で偶然再会し一緒になるとは、不思議なご縁だと言えますね。
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