「自分が一番不幸」と思っている人!

結婚をしない人生ってどうなんだろう。揺れるアラサー世代。結婚願望もそこまでないし、結婚せずに生きていく未来も想像する。

不思議なことに、幸福度は未婚者より既婚者の方が高いというのが定説です。

それだけでなく、男女比で比べると、男性より女性の方が幸福度が高くなります。年代別に見ると、男女未既婚とも大体40代の幸福度が低い傾向があります。

既婚男女で「不幸」と感じているのは、どの年代も2割以下です。

一方、未婚男女では女性より男性の不幸度が高く、40〜50代未婚男性では幸福度より不幸度の方が高いという有り様です。

それほどではありませんが、40代未婚女性は最大24%が不幸であると感じています。

もちろん、これは国際的な世界価値観調査を見てもISSP調査においても、この傾向は一緒です。

日本だけではなく、全世界的に既婚者の方が未婚者より幸福度が高く、女性の方が男性より幸福度が高いということも、一部の例外はありますがおおよそ同じです。

しかし、これだけを見て、既婚は幸せで、未婚は不幸だと断じて良いものでしょうか?

こうした傾向を単純化してしまうと、「結婚すれば幸せになれる」という間違った解釈を生んでしまうことになります。

これは、あくまで既婚者の方が幸福だと感じる人が多いだけであって、結婚すれば幸せになれるという因果関係を証明するものではありません。

「幸せ」の正体とは?

そもそも、「幸せ」という文字は元々「手かせ」つまり「手枷」の象徴であると言われています。

手錠で繋がれて不自由な状態が幸せというのはいったいどういう意味なのでしょう。

この解釈については諸説あり、確かなことは分からないそうですが、「手錠をはめられている状態から解放されると幸せだから」という説もあります。

また、「幸」に「丸」と書くと「執」になります。

「執」という漢字を使った熟語には、「執着」「固執」などがあり、あまり良い意味は感じられません。

この「丸」という漢字は、ひざまずいて両手を前に差し出す人の姿を表します。

差し出した先が「幸」という手錠ですから、これはどう考えても、逃げられない不自由な状態にさせられた人間を表しているでしょう。

どうやら「幸」という字はあまり良い意味ではないようです。

実は「幸せ」という表記になったのは江戸時代以降の最近の話で、元々は「仕合わせ」と表記していました。

中島みゆきさんの歌の『糸』で使われているのも、この「仕合わせ」という漢字です。

つまりは、「誰かと何か行動を一緒にする」こと自体が「しあわせ」ということなのです。

元々は動詞であったことから、「しあわせ」とは状態ではなく「しあわせる」という行動そのものだったことがうかがえます。

つまり、「しあわせ」とは「人のつながり」であり、「つながった人と何をするのか」が問われているのです。

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