恋愛の起承転結!!!

物事には起承転結があります。

大抵の物語には、始まりがあり、終わりがありますが、その間には、物事の面白さを引き立てるためのきっかけになった出来事があります。

それが起承転結で表すことができます。

例えば、桃太郎の例だと、以下のような起承転結になります。

起(導入) おばあさんが川で桃を拾って、桃の中から桃太郎が生まれた。

承(転のきっかけとなる出来事) 旅をして犬、きじ、猿が仲間になった。

転(クライマックス) 鬼ヶ島で仲間達と鬼と対決する

結(オチ) 鬼を倒して、平和に暮らす

桃太郎の話は、結果的には、鬼を倒したことで平和になりました。

それが結の部分にあたるオチなのですが、もし「起承転結)の「承転」がなかったらどうなるのでしょうか?

桃太郎の面白さは、犬、猿、キジといった個性ある仲間たちがきび団子で仲間になるところがあるからこそ、一緒に力を合わせて戦う鬼との戦闘がクライマックスを迎えます。

もし、仲間がいなくて桃太郎が生まれたすぐに一人で鬼を倒したら、……盛り上がりなくなってつまらない物語になってしまいます。

恋愛においても起承転結は必要?!

たとえば、恋人とキスをすることになりました。もし、起承転結の起結だけだと、

起(導入) 恋人と海へ行く

結(オチ) キスをする

だけになります。

これは極端な例ですが、もし、恋人と海に行くことになってキスをするチャンスがあった場合、起結だけだと、海へ行ってキスをして目的が達成されてしまうので、クライマックスがありません。

もし、起承転結があったらどうでしょうか?

起(導入) 恋人と海へ行く

承(転のきっかけとなる出来事) 今まで出会ってきた思い出を振り返って相手に好きだと               いう気持ちを時間をかけて伝える

転(クライマックス) 相手からも改めて好きという気持ちを伝えてもらってお互い感動して泣きながら抱き合う

結(オチ) キスをする

上記のように承転を加えるだけで大きく変わります。

というより、キスをするというのは、あくまでもオチであって最終的な結果に過ぎません。結果が良ければすべて良しという考え方です。

恋人同士の付き合いによって、最も大事なことは結果ではなく、クライマックスとなる出来事です。

なぜならお互いの思い出は二人だけしかできません。

お互いの気持ちを伝えて感動して泣くというその時の出来事はどんな脚本家でも真似ができないことです。

だからこそ、クライマックスになる出来事ですし、お互いの大切な思い出として残り続けることになります。

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