男女が付き合って数年も経つと、出会った頃の新鮮さは、徐々に
薄れてきます。デートの直前のものすごいドキドキが、いつの間
にかなくなっています。

しかし、それと共に、相手が存在することの安心感や、会うこと
でホッとする気持ちは以前にも増して強くなってきます。それか
らが、大事な時期といえます。二人がいつまでも新鮮であり続け
ることの努力が必要です。

何をするにも二人っきり、どこへ行くにも二人っきり、毎日毎日
会い続け……、となると、いかがでしょう。

恋愛のスタート時期であれば、それも必要かもしれません。

しかし、「二人だけ」の狭い世界には限界があります。

どちらかが窮屈さを感じてきます。

日本の生活習慣に、パーティで仲間と楽しむ、というのは少ない
ようですが、そんなにかしこまったものでなく、気楽な気持ちで
数人が集まるティーパーティのようなことから始めるのもいいこ
とです。

それが鍋を囲む会になったり、カクテルを楽しむ集りになるのも
場が弾みます。

あるいは、仲間でドライブしたり、温泉での裸の付き合いも、な
かなかいいものです。

楽しみを、二人の世界から複数の世界へと広がりを増していくこ
とでいつの間にか倦怠期はふき飛びます。

それだけでなく、皆が楽しめるコミュニティーがあることで、各自
の生活にも張りが出てきます。

「次回は何しようかな？」

という具合に。

あなた方二人が、まず中心になり、知恵を出し、いろんなことを行う
ことで、「倦怠期って何？」と言えるような人生をお送り下さい。

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