【か】「感謝の言葉!」

「か」

私たちの日常のコミュニケーションを明るく、なめらかにしてくれる大切な言葉「ありがとう」。感謝の気持ちを伝えれば、言われた相手も笑顔になるし言った方も嬉しくなるものです。しかし感謝の気持ちを表現するフレーズは「ありがとう」だけではないし、「ありがとう」を応用させるという方法だってあります。「ありがとう」は感謝の言葉の基本形ですよね。「~してくれて」と感謝の内容を示すことで伝えると、相手も「自分だけに向けてくれている言葉だ」と特別感のある印象を持ってくれます。たとえば、以下の二つの例。

A 相手 「頼まれていたもの買ってきたよ」

あなた 「ありがとう」

B 相手 「頼まれていたものを買ってきたよ」

あなた「天気が悪かったのにわざわざ買いに行ってくれてありがとう」

Bの方が「どこまであなたが尽くしてくれたのか私はわかっていますよ。その上で感謝の気持ちを伝えています。というメッセージになり、相手に対して特別感が出ることがお分かりになるでしょう。ありがとうという言葉に「いつも」をつけることで、今だけではなく常日頃から感謝しているというニュアンスを伝えます。これは一緒にいる機会の多い家族や親友や恋人などに使うと、より仲が深まります。また、まったく親しくない相手や、感謝の言葉をなかなか言える機会のない人に言うのもいいでしょう。たとえば、公共の場で清掃の人を見かけた場合など、「いつもありがとうございます」と言えば、その人は自分の仕事で喜んでくれる人がいることを知ることになり、明日からまた頑張ろうといういい気分になってくれるかもしれません。感謝のフレーズをはじめとしたポジティブな言葉は、普段から言い慣れておくことが必要なんです。しかし、あまりにも連呼して薄っぺらく聞こえてしまうのももったいないこと。だからその時ごとに、相手や状況にそった感謝の言葉を伝えることが大切なんですね。