【い】「忙しいあなたへ!」
「い」
仕事を取るか、結婚を取るか…仕事と結婚が両立しないと思うから、「結婚しない」という選択肢をとることになります。でも、それって本当?女性が仕事が忙しくて未婚だったら、仕事が忙しい男も同じ未婚なの?そんなわけはありません。仕事がどんなに忙しくても、男はちゃんと結婚しています。女性のこの思考回路、何かが間違っているようです。女性心理を整理します。仕事を「口実」に、自分が未婚であることを正当化する女性がいます。このような女性は、心理学で「認知不協和」という心理的罠に陥っています。「認知不協和」とは、願望がかなえられない事実に直面したときに、その事実から目を避けるために、事実とは違う(自分が傷つかないための)口実を用いてなんとか正当化しようとする行為であり、心理学では頻繁に使われる用語になります。たとえば、大学生が良い例です。大学生の本分は勉強することです。しかし学生はおしなべて勉強しません。でもその事実を認めたくない。認めたくないから、別の口実を使って正当化します。「先生の講義がつまんないのよ」と。恋愛の場面でもたくさん認知不協和を解消する言葉が発せられます。典型的なのは「仕事と結婚は両立しない」といったものです。仕事が忙しくて恋愛できない?あれっ、だったらバリバリ働いている男は全員恋愛できないことになってしまいますよ?しっかり両立させているではないですか。真実は、モテない事実、それを「仕事が忙しい」という口実にすり替えることによって痛さを緩和させているのです。他にも認知不協和はたくさんあって、「現実の恋愛よりも二次元のアイドルのほうが良い」「女同士のほうが楽しい」「結婚に興味がない」というのも、すべて認知不協和の範疇に入ります。モテない⇒モテないことを認めたくない⇒もっともらしい口実が欲しい⇒言い訳に走る、といった連鎖です。他方で、本当に忙しい女性もいます。ビジネスで成功して、役職についているような女性です。毎日、遅くまで仕事をして、最終電車で帰宅するという女性がいますが、これでは恋愛したくてもできません。このような人たちは、まじめで実直、完璧主義者が多いです。恋愛や結婚は後回しにできると考えますが、毎日否応なく行う仕事の方は、後回しにすることはできません。後回しにできないから頑張る。実直で真面目な人ほど、目先の仕事を優先してしまいがちです。このように1人の女性が仕事と結婚を両立させない場合には、国家損失、家庭内損失の両方のダメージを被ることになるのです。