「お見合い後、交際がなかなかうまくいかない」「いい感じで進んでいると思ったのに、向こうから断られてしまった」「交際の仕方、これでいいのかよくわからない」

と思ったことはありませんか？交際に入ったとしても、なかなか先に進めずに終わってしまう人が多い。

期待していた人とうまくいかなかったら「ご縁がなかった」と納得するかもしれません。カウンセラーや仲人からも、そのような言葉で慰められることがあると思います。

お見合いした段階で、最初の縁はつながりました。ですから、縁がなかったのではありません。

「縁がなかった」という一言で片付けたらもったいない話が本当に多い。ちょっとしたきっかけから、縁を逃してしまう結果になった、そういうことがよくあります。

お見合い後に交際が成立した二人のことを「交際している」「付き合っている」と言いますが、「お見合い相手のことが大好き！」「もう結婚してもいい！」ではありません。

お見合い後のお付き合いをプレ交際とか、仮交際と呼びます。この期間は他にお見合いしてもいいし、プレ交際の相手が何人いても構いません。

世間一般の恋愛関係では、交際相手が同時に複数いたらかなり問題になりますが、結婚相談所の婚活では、言葉を変えて言うならば二股でも三股でもOKなのです。

ほとんどの人が「なんとなくいい感じの人」「楽しかったから、また会ってみてもいいかな」そんな程度の気持ちレベルで、プレ交際に入ります。

会った瞬間に一目惚れするなんてことは、滅多にありません。

まだ一回しか会ったことがないようなほぼ初対面の相手から、下の名前にちゃん付けで呼ばれるとびっくりしませんか？

交際相手というだけで、親しくなれるわけではありません。そして、タメ口で話し始めるタイミングを誤ると「慣れ慣れしい」「ノリが合わない」「態度が大きい」という印象になります。

特に女性は、男性が早々に壁を取っ払って距離感を縮めてきたら、自然と警戒心を強めてしまいます。

友達のような感覚で親しく話ができると、最初はうまくいきます。でも、友達から恋愛関係に発展させることはとても難しいのです。

友達のような夫婦になりたいと思っている女性が多いのですが、出会ってすぐに友達のように振る舞ってしまうと、自分から恋愛対象になることを手放してしまいます。

「交際中は毎日必ず相手に連絡する！」というアドバイスを忠実に守っている男性がいました。

「挨拶でもいいし、その日の天気でもいいからとにかくなんでも毎日メールしろ！」と、結婚相談所に言われたそうです。

そんなメールを毎日受け取っている相手が、心から喜んでいると思います？プレ交際が始まった当初から、毎日のように連絡するのは逆効果です。

そのうちに【毎日何をメールすればいいのかわからない→どう返事したらいいのか困る→連絡するのが辛くなる】となり、最後は直接会うのが憂鬱になります。

また、毎日決まった時間に電話をかけるなんて、迷惑だと思われています。相手を好きになる気持ちは、もう出てきません。

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