相手に伝えなければいけないこと!

嫌われたくないという思いから本音を言えなかったり、忙しさのあまり、感情のままに言葉を発してしまったり。

そんな経験はありませんか。大切なのは、言葉を選んで、自分の気持ちを正確に伝えること。

人に何かを伝えるとき、「こんなことを言ったら不愉快に思われるのでは」「ダメな人間だと判断されてしまったら」など、あれこれ悩んで、気持ちをうまく伝えられなかったという経験は誰にでもあるでしょう。

しかし、自分の気持ちや考えは、言葉にしなければ伝えることはできません。

「黙っていても以心伝心で伝わるものだ」と思う人もいるかもしれませんが、そこに「分かってもらって当然」という思い込みがありませんか。

一言が足りないために、人間関係をこじらせてしまうことは少なくありません。

考えを言えなかったり、気持ちを伝えなかったりと、自分を抑えながらコミュニケーションをしていると、次第に不満がたまってしまいます。

我慢していることに気がつかない相手に対して、「なんで察してくれないのだろう」と、不快感につながることにもなるでしょう。

満たされない気持ちが積み重なれば、何かの弾みで今までの不満をぶつけてしまい、自分も相手も嫌な気持ちになり、人間関係を悪くすることも考えられます。

「自分の気持ちを率直に表現する」という意味での自己主張はすべきであり、それは決してわがままではありません。

では、どのように自己主張をすれば、自分の思いを相手にきちんと伝えられるのでしょうか。

そこで役に立つのが、自分を大切にし、相手も同じように大切にする「アサーティブ・コミュニケーション」術です。

たとえば、レストランで注文したものとは違う料理が出てきたとき、丁寧に取り替えて欲しいと頼む。これがアサーティブ・コミュニケーションになります。

このコミュニケーション術を身につけることで、「言いたいけれど、言えない」から、「言いたいことを言える」ようになり、さらに状況に応じて「言えるけど、言わない」ことを選ぶことができるようになります。

何を言うか、言わないか、自分の意思で選ぶことが大切なのです。

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