先輩からの紹介!!!
当時私は29歳で、5年間付き合っていた彼氏と破局してしまい、かなり焦っていました。
幸い職場は私より年上の人が多かったので、「誰かいい人がいたら紹介してください」と明るく婚活宣言をしていました。
当時の社長秘書の女性は50代でとてもやり手でした。他社にも顔が広く飲み友達が多く、しかもほとんどが大手企業の管理職の男性ばかりでした。
その先輩女性が私のことをとても気にかけていてくれて、飲み友達の男性の会社で独身男性を紹介してくれるように口を聞いてくれたのです。
つまりお見合いという形で婚活をすることになりました。
当日は先輩女性の行きつけの寿司屋で、個室を予約してもらいました。そこで先輩と私、先輩の飲み友達の男性とその部下の男性の4人で飲むことになったのです。
「ざっくばらんで気軽に話しましょう」ということで、先輩が気を遣ってくれて会話を盛り上げてくれました。
その後バーに移動して相手の男性と隣の席に座り、色々と話をしました。
私は一応外資系OLですが、相手の男性は超大手企業の有望な若手社員ということで緊張していました。
しかし、実際会ってみると優しそうな印象でとても素敵な人だと思いました。
私たちは会社が近いことから頻繁に連絡を取るようになり、デートも3回程しました。彼は仕事が忙しくなかなか女性と知り合う機会がなく、女性慣れしていない感じが好印象でした。
少しずつ親密な関係になっていきたいと思っていたのですが、一つ面倒だと思うことがありました。
それは、彼を紹介してもらった手前、先輩に現在の進行状況をいちいち報告しなければならないという点でした。
デートをしたことは正直に言いますが、どこへ行ったのか、どんな話をしたのかまではなんとなく誤魔化すように努めたのです。
ところがそれでも先輩はデートの2〜3日後には詳しい内容を知っていたのです。それは彼が上司に話して、それを上司が先輩と飲んだ時に話していたのでした。
その時には私たちは、そろそろデートレベルから一歩進んで、いよいよ結婚を前提にしたお付き合いを始めようとしていた頃でした。
私はモヤモヤと悩むのが好きではない性格でしたので、彼に「これからは二人のデートのことは上司に話さないでほしい」と言ったのです。
すると彼は急に怒りだし、「恩人に対して失礼なことを言うやつだ」と言い始めたのです。
彼にとって上司は恩人であり、二人のことはなんでも話すのが当然、ということでした。
私はその彼の態度を見て「これはうかつに結婚したら後悔する」と直感しました。少しずつ彼との距離を置くようになり、3ヶ月後には先輩を通してお断りをしました。
婚活をする時には人を頼るのも良い方法ですが、彼のことを考えると人間関係が面倒になる可能性があります。
やはり婚活は一人でするか、第三者である婚活サイトのアドバイザーを頼ったほうが良いと学びました。
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