「終活」の一環として婚活を行う方がいらっしゃることをご存知でしょうか?
自身の最期を想定してどう生きていくかを考え準備を行う終活と今後の人生の伴侶を探す婚活、相反する活動のように思われるかもしれませんが、現在の日本の少子高齢化と長寿化といった状況を考えると、老後をともに過ごすパートナーを探すことは不自然なことではありません。
まず、改めて終活について説明します。
終活とは、「今までの人生を振り返り、自分らしく人生を終えるために準備をすること」「いざという時のために家族の負担を減らすために準備をすること」です。
「終活」と聞くと、「人生の最期を迎える準備とは縁起が悪い」というようなネガティヴな印象を受けるかもしれませんが、終活で自身の人生を振り返り、整理することによってこれからの人生をスッキリとした気持ちで過ごす方が多いのです。
また、終活によってやりたかったことや自身の夢を再確認し、新たな目標に向かっていく方もいらっしゃいます。
終活はシニア世代だけではなく30代でも取り組んでいる方もいらっしゃいます。終活は前向きな活動であるとご理解ください。
終活の具体的な活動としては、・預貯金や資産の整理・エンディングノートの作成・遺言状の作成・断捨離・お墓や葬儀の準備・介護状態になった時の意向の決定・遺影写真の準備、などが挙げられます。
現在増えている終活のための結婚を行う方はどのような目的で結婚されるのでしょうか?
理由は「一人暮らし世帯の増加」と「中高年世代の未婚者、配偶者の死別・離婚の増加」です。
現在の日本の未婚率は、40~44歳の世代で男性が29,3%、女性が19,1%です。因みに、同年代で死別や離婚をされた方の比率は男性が4,3%で女性が8,7%です。
年代が上がっていくと未婚率は若干低下していくでしょうが、死別や離婚の比率は上がっていきます。
現在の日本では、人生の後半を一人で過ごされている方が非常に多いということがご理解いただけるのではないでしょうか?
「一人で人生の最期を迎えたくない」「介護が必要になった時にどうするか」「これからの人生の後半を寄り添って生きていける人と一緒になりたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。
このような目的で行う活動は立派な「終活」であり、終活と結婚を併せて行うことは「終活婚」と言われています。
熊本で婚活するなら、高い成婚率で人気の熊本市西区の結婚相談所けい花へ……