新年度を迎え五月になり、転勤や入学などで初めての出来事や変化に緊張したり、戸惑っている人はいませんか?
人間には細かいことに翻弄されないよう、自然と心の平穏を保つ働きが備わっているので、日常生活で問題に直面したときにも、それなりに対応できる力を有しています。
ところが、大災害など未経験の事態に遭遇した場合、この働きが過剰反応し、脳が処理できなくなることがあります。
これを「正常バイアス」と言いますが、最近、話題に上がることの多いこの心理が危ないのです。
何か起こるたびに反応していると精神的に疲れてしまうので、人間にはそのようなストレスを回避するために自然と脳が働き、心の平安を守る作用が備わっています。
ところが、この防御作用とも言える「正常バイアス」が度を越すと、事態は深刻な状況に。
つまり、一刻も早くその場を立ち去らなければならない非常事態であるにもかかわらず、脳の防御作用(=正常性バイアス)によってその認識が妨げられ、結果、生命の危険にさらされる状況を招きかねないのです。
先日、私はホテルでの待ち合わせをAホテルだと思い込み、遅刻して恥ずかしい思いをしました。
数々の災害や事故などによっていくつもの「想定外」が生まれ、「想定内」にする努力がなされていますが、いまだに「想定外」が出現し続けている昨今。
私たちの心の在り方そのものが、さらなる災害を生み出すことのないよう、日頃から日常と非日常の切り替えに翻弄されず、冷静に対応することが求められています。
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