アメリカの億万長者たちに、「あなたの成功の要因はなんだったと思いますか?」
すると彼らの多くは、I was lucky.I was at the right place at the right time.と答えます。つまり「自分は運が良かった。正しい時に正しい場所にいたからこそ成功できた」と言うのです。
それは単に運を引き寄せたのではなく、「自ら運をつかみにいく」ような積極的な言葉のように聞こえます。
つまり、彼らの言う運の定義とは「最高の情報を最高のタイミングと、最高の環境、条件でつかみ取れるかどうか」と言えそうです。
「情報」「時期」「環境」がすべて最高の状態で揃うことは滅多にありませんが、アンテナを張っているとそういうタイミングに遭遇することがあります。
そのようにうまく噛み合った時に思い切ってリスクを冒して掴み取りにいくことで、1や2の努力で100の成果を得ることも可能になります。
逆に、同じ情報でも受け取る時期や環境が悪ければ、100の努力をしても1か2の成果しか得られません。
残念ながら世の中には間違ったタイミングで行動してしまい、苦労している人がたくさんいるのです。
では、「運」とはいったいどういうものなのでしょう。
運とは「自分の願いを実現に導く目に見えないエネルギー」です。「運」はある程度、自分でコントロールできます。
ですから彼らは「自分は絶対に運がいい!」と信じていますし、「運が良くなるにはどうすればいいか?」そして「何をすると運が悪くなるのか?」の理由も知っているのです。
運というのは目に見えない気の流れから発生し、潮の満ち引きのように上がったり下がったりします。
多くの人は「運も実力のうちだよね」と言い、実際に一つの分野で結果を出された人は、だいたい運の要素を口にします。
彼らが総じて謙虚だということもあるのですが、「世の中には目に見えない力が働いている」ということも知っているのです。
洋の東西を問わず、億万長者の多くがスピリチュアルと言われる所以です。
その証拠にアメリカでは、富裕層の住宅地ほど、週末には多くの人が教会に祈りを捧げにいきます。
運の良い人と悪い人というのは、「成功している人としていない人」の違いにも思えます。同じ出来事でも、行動や考え方次第でチャンスになる人とならない人がいます。
つまり運とは、物事の考え方次第で引き寄せられるし、逆に取り逃がしてしまうこともある不思議なエネルギーなのです。
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