良かれと思って始めたこと、変えたことが、かえって状況を悪くしてしまうことは、人生ではよくあることです。
裏目に出てしまうことは、悪いことではありません。むしろ健全なことです。裏目を乗り切った後には、素晴らしい成功が待っています。
仕事の合間に頑張って勉強し、目標としていた資格試験に見事合格。昇進の夢も叶い、全ては順風満帆!と思っていたら、これまで仲良くしていた同僚たちから、「ちょっと立場が上になったからって、いい気になっている」と妬まれた。
地道な努力を続け、営業成績を上げたところ、「あいつは過剰にお客さんに取り入っている」などと、事実無根の噂を流された…。
人は成長したり、職場や生活環境が変わると、これまで隠れていた問題点が浮き出てきます。裏目は必ず出るものであり、成長の証です。
もし裏目が一度も出たことがないという人がいたら、それは個性を出さずおとなしく過ごしているだけで、いるかいないのかわからないビジネスパーソンでしかないということ。いつリストラの対象になってもおかしくありません。
まったく裏目が出ない人は、まったく成長できていない人ということになります。何もアクションを起こさなければ、失敗はしない変わりに、成功もしません。
リスクとリターンの関係です。成功の反対語は「何もしない」です。失敗は成功の一歩手前のステップなのです。
良かれと思って何か物事に真剣に取り組んでやった時に限って、なぜだか裏目が出てしまいます。
例えば、一生懸命仕事をしていたら見込まれて、みなが嫌がるうるさい上司がいる部署に配属されたとか。
物事には正しく、真剣に取り組んだときだけ、裏目は発生します。本気で取り組むと、自身の周りの環境が著しく変化します。
すると、自分の実力不足が明らかになったり、それをよく思わない人が現れるのです。
進化は伸びるのではなく、化けることだからです。つまり、本質そのものが変わるのです。
逆に裏目はひっくり返せば幸福に変わります。裏目をひっくり返すには、本来は苦手だったことに積極的に取り組まないといけません。
それは、進歩ではなくて「進化」を生みます。つまりこれまでの延長線上ではなくて、裏目をひっくり返すと、まったく違う自分に「化ける」ことができるのです。
残念なことに日本には、出る杭を育てるという習慣がありません。反対に妬みで出る杭を打つのです。
出る杭がなぜ打たれるのかというと、ちょこっと出ているからです。とても打ちやすいわけです。
ただこのとき、たったひとつだけ、人を認めさせる方法があります。それは「出過ぎた杭」になることです。
出過ぎた杭には誰も文句を言いません。出過ぎた杭には妬みが通用しなくなるのです。
人の妬みのパワーというのは恐ろしく大きいです。全力で他人の足を引っ張ろうとします。自身を振り返ってみても、そういう態度を取ったことは何度かあります。
でもよく考えれば、人の足を引っ張ったところで、自分が成長できるわけではありません。逆にその姿が周りには滑稽に映って、自分自身の信用をなくすだけです。
足の引っ張り合いにおつきあいをしている暇はありません。他人を見返してやりたい気持ちをモチベーションにして、「出過ぎた杭」になるためにパワーを使った方が建設的です。
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