付き合ったばかりの恋愛初期には、燃えるような恋の時間が流れます。
しかし、徐々に熱量は下がっていき、ここで多くのカップルは最初の分岐点を迎えます。3ヶ月、半年程度で別れてしまう二人と、1年、2年、3年と安定した関係を築いていく二人へと。
付き合うまでの、付き合ったばかりの激しい感情の高ぶりは、確かに刺激的であなたの人生に楽しさをもたらしてくれるかもしれません。
しかし、長い時間を共に生きるパートナーを得ることはあなたに幸せをもたらします。
必ず終わりがやってくる燃えるような恋の時間のその後も、長く安定した関係を築いていくために欠かせない事とは。
そもそも燃えるような恋の時間が徐々に収束していくのは、どうしてなのでしょうか?
この疑問について研究し、「ロマンチックな恋愛は1年ほどしかもたない」と結論付けたのが、イタリアの大学の研究チームです。
彼らは、血中に含まれるニューロトロフィンというタンパク質に注目。二ユーロトロフィンは、手が汗ばみ、胸がドキドキするといった恋愛感情の原因となるタンパク質です。
恋愛初期の段階において高かった二ユーロトロフィンの値は、関係の継続とともに低下していくことがわかりました。
つまり、人はつがいになり、子孫を残すという生物学的な理由から恋愛初期に二ユーロトロフィンを多く分泌し、お互いの感情を盛り上げていくのです。
燃えるような恋は時間の経過と共に、安定した真剣な愛、心理学的に言う「成熟した依存関係」へと変わっていくのです。
一方で、恋愛初期の情熱的な期間が過ぎると共に別れてしまうカップルがいるのは、どちらかが、あるいは双方が「今のこの状態がずっと続く」と誤解しているからです。
恋人との関係、夫婦間の愛情のバランスは常に変化して行きます。
永遠に変わらぬ愛はありますが、2人の成熟した依存関係は少しずつ状態を変えていくのです。それが長続きするカップルというものです。
恋人や夫婦が相手に対して抱く愛情は、良質なワインのようなもの。その場でコルクを抜き味わってもいいですが、セラーに保存し熟成させることで味が変わり、深みが増して行きます。
出会ったままの状態を期待するから相手を幻滅することにもなり、一方が同じままの熱さを期待するから裏切られたと思うことにもなります。
愛は変わっていくもの。それも2人でより良いバランスへと変えていくという感覚を持つことで、長く安定した関係へと発展していきます。
大切なのはお互いの関係性が変わっていくのを楽しむことです。それが長続きするカップルになるための必要な知恵と言えます。
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