私の好みのタイプ!!!
「彼のことを好き!」と思っていても、実は「恋をしていない」なんてパターンもあるものです。「異性としてタイプ」というのと「好き」というのは、似ていますが違うものです。
好みのタイプとは、相手に興味を持っていること?
これはある女性の例です。
会社員のAさんにはアプローチをしてくる男性がいます。でも、ある時Aさんは、こんなことを話していました。
「私のことを好きだとは言ってくれているけど、彼は私の全てをまったく見てないのよね。これって、本当は私に興味ないってことよね?」
確かに、本当に彼女の存在が好きだったら、「彼女の全てをもっと知りたい!」と思ってもいいもの。
ましてや長年付き合っている恋人同士ではなく、その彼はAさんに片想い中で、今から彼女の心を掴まなくてはいけないときに、彼女の思考などに全く興味がないのは、ちょっと厳しいかもしれません。
正直言うと、その彼はAさんのことを「好みのタイプ」だとは思っているかもしれませんが、まだ「恋をしていない」のかもしれません。
話を聞いていても、彼は「Aさんを好き」というよりも、「自分のことをAさんに受け止めてもらいたい!」の方が強い。
だからこそ、Aさんも、彼に対して心が開けないし、むしろ何かを奪われるような気持ちにすらなっています。
タイプとは単に異性として好みのタイプなだけ
彼は異性として好みのタイプで、条件もバッチリ。だから、「私を受け止めて!」とアプローチをしている女性は少なくありません。
でも、そんなアプローチで彼があなたのことを好きになることがあるとすれば、それは彼にとってもあなたが好みのタイプの場合に限るでしょう。
片思いの相手はあなたの人生をプラスにするために存在しているわけではありません!
ましてや片思い中なら、相手の人生にとって、自分がプラスにならないと、振り向いてくれる可能性は低いでしょう。
「私のことを受け止めて!」の前に相手のことをきちんと受け止めていますか?そして、「私のことを理解して!」の前に相手のことをきちんと理解していますか?
好みのタイプの意味とは?
たとえば、彼が好みのタイプのときは、
⚫︎カッコいいから、一緒にいると目の保養になる
⚫︎職業、経済力など、条件が良い。
⚫︎一緒にいると楽しい。
などといった思いもあると思います。
でもそれは、相手に対して「好き」というよりも、自己愛に近いです。
なぜなら、これらの思いは、相手ではなく自分に向けられているからです。でも、基本、人を愛するというのは、求めることではなく与えるものです。
つまり、「彼の存在そのものが好きで、彼のことをもっと知りたくて、彼の力になりたい!」といった思いを持っているときは、彼に対して愛情があると言えるでしょう。
反対に「カッコいい彼と一緒にいたら、鼻が高い」「将来が有望だから、結婚しても安定を望める」といった思いばかりが強い場合は、ただ単に相手はタイプなだけです。
もっと言ってしまうと、自分が幸せになるために相手を利用したいだけです。
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