本当の「美人」とは、外見の美しさだけでなく、仕草や心遣いなどすべてに「美」を感じさせる人。
「美人」とは何でしょう?広辞苑によれば『美』とは、知覚・感覚・情感を刺激して内的快感を引き起こすものとあります。
つまり「美人」とは単に視覚的に美しいだけでなく、たとえば聴覚(声)や嗅覚(臭い)、触覚(肌触り)は言うに及ばず、情感を刺激する雰囲気や所作、人となりまで含めた全体的な魅力によって相手に内的快感を起こさせる女性と定義することも可能なのです。
それは「美人」がさまざまな要素で成り立っているということ。
逆に言えば、それらの要素を個々に検証し、もっとも効果的に表出させることで「美人」を作り出すことも可能ということです。
そう「美人」は作れるのです。
「魅力的な女性には、綺麗と美しさのふたつの軸があると考えます。きれいとは、外見の部分ですね。清潔感であったり、所作や振る舞いに現れる綺麗です。美しさは美学や美徳、美意識といった言葉があるように内面的なもの。ビジュアルではなく、心に感動を呼ぶものを美しさと表現しています」
単にメイクテクニックや男性を虜にする笑顔の作り方を教えてくれるわけではなさそうです。
外見でさえも、生まれ持った顔のつくり以外に、後から身につけるべき部分が多いようです。
たとえば日本人には欠かせないお辞儀という所作。接客業のアルバイトでは、最初に学ぶことかも知れません。
こちらでも15度、30度、45度…など使い分けるように教えられます。
「15度は、相手の方に認識していただける最低限の角度です。『あの人は私の存在をわかってくれた』と思える角度が15度であり、すれ違いざまのあいさつとして用いられることが多いですね。いわゆる会釈というものです。30度は相手を敬う気持ちが無意識に伝わる角度。45度は心の深さが伝わる角度とされています」
女性が美しい会釈をしてくれれば嬉しいものです。なるほど、それは15度のお辞儀で、自分を認識してくれているとわかったから嬉しかったのですね。
そして気持ちの伝え方にはテクニックがあるというわけです。
「外見の綺麗はエステやメイク、服装など、お金で買うことが出来ます。でも、それだけではいつか綻びが出るのではないでしょうか」
美人=魅力的な女性とは、相手への配慮ができる人だと言えます。
「配慮と遠慮は違います。遠慮というのは、二歩も三歩も下がって相手に譲ること。配慮とは自分自身の軸があって『今その人にして差し上げることは何だろう』と考えて行動すること」
相手を敬う気持ちを、自分本位でなくどう態度で表すか。相手に心地よくいてもらうためにどんな気配りができるか。
それをうまく形に表すことができれば「美人」と呼ばれ「いい女」と思われるのです。
逆に言えば、そのようなさまざまな点に配慮の行き届いた「美しい」女性こそ、男としては探すべき対象だとも言えるでしょう。
でもこれは決して女性だけに課せられた問題ではありません。女性を笑顔にできるいい男とは、つまり女性の気持ちに寄り添うことのできる男。
男性もまた、女性からは同様の視点で見られていることをお忘れなく。
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