古くから和を重んじる日本ですが、現代社会では「マナー」や「エチケット」という言葉を使って様々な場面で注意喚起しているのを見かけます。
誰もが「○○のマナー」「○○のエチケット」というフレーズを耳にしたことがあると思いますが、「マナー」「エチケット」の違いをご存知でしょうか?
いずれも日常生活では同じような場面で聞く言葉ですので、本来の意味や違いを意識する機会は少ないと思います。
「マナー」と「エチケット」、いずれも周りの人への気配りを要する場面で使われます。
マナー;態度。礼儀。礼儀作法
エチケット;礼儀作法
このように、辞書での言葉の定義では「礼儀作法」という意味が共通しており、さほど違いがあるようには思えませんね。
しかし、日本においては使う場面やニュアンスで区別されています。
「マナー」には、「社会的に望ましい行動や作法」というニュアンスがあります。
「電車内のマナー」「タバコのマナー」「結婚式のマナー」など。公共の場など、多くの人たちが同席する際の立ち振る舞いに使われます。
一方「エチケット」には、「特定の相手を不快にさせない気配り」といったニュアンスがあります。
スーツの着こなしやワイシャツのシワを気にすることは商談相手へのエチケットですし、食事の際に音を立てないように気を配るのは同席する相手へのエチケットと言えます。
「マナー」とは、「態度。礼儀。礼儀作法。」という意味です。
また「社会的に望ましい行動や作法」というニュアンスを持ちます。「エチケット」と比べ、広く一般的に礼儀作法について喚起する際に使われます。
最も身近なところでは、「携帯電話のマナーモード」がわかり良いでしょう。
この機能は着信音などが鳴らぬよう設定するものですが、特定の誰かに対しての気配りではなく、公共の場での不特定多数の人物へ配慮した機能ですよね。
また、電車や地下鉄の駅構内や車内では、乗車マナーとして「電車内ではマナーモードに設定と上、車内での通話はご遠慮ください。」というアナウンスがされています。
このように「マナー」とは、社会において皆が心地よく生活できるように意識すべき気配りなのです。
「エチケット」とは、「礼儀作法。」という意味です。
また「特定の相手を不快にさせない気配り」というニュアンスを持ちます。「マナー」とは対照的に、身近な誰かに対して気配りをする際に使われます。
身近なところでは、ジャケットの埃を取るブラシを「エチケットブラシ」、乗り物酔いなどした際に使う袋を「エチケット袋」、口臭を緩和させるための口内スプレーを「エチケットスプレー」などと言います。
どれも同席する相手を不快にさせないための配慮からできたものですよね。
このように「エチケット」とは、人が持つ優しさや美徳が表面に出た気配りであると言えます。
熊本で婚活するなら、仲人が人気の熊本市立千原台高校前の結婚相談所けい花へ……