せっかく相手との会話を盛り上げようと思っても上手くいかないときがあります。お互い気持ちだけ空回りしていて話が全く続かない。
そんな悩みの解決策は「こちらがうまく質問を作り、聞いてみる」ことです。
ただしこれはいろんな会話術スキルの本やノウハウでも指摘されているポイント。実現しないから難しい、と思われる方は多いのではないでしょうか。
会話がブツ切りになってしまうとき、よく陥ってしまうのが「一問一答」のパターンです。
雑誌などにある歌手やアイドルへの質問と似ています。「趣味は?」「休日の過ごし方は?」「好きな食べ物は?」と質問をして、一つ一つ答えてもらうあの方法です。
一見望んだ答えを得られているようですが、弾んだ会話にするのは非常に難しいでしょう。
なぜなら質問一つ一つがバラバラで関係性がなく、聞き手の都合でしか内容が構成されていないからです。
質問された側の立場で考えると「つまらなさ」がよくわかります。
一つ目に「趣味は?」と聞かれたら、話し手はいくつか浮かんだ趣味の中から場に相応しい答えを見つけようと努力し、聞き手が喜ぶであろう答えを選んで提示するでしょう。
お互いに良い関係で会話を進めたいと考えるなら、なおさらです。
しかし二つ目の質問で「休日の過ごし方は?」と聞かれてしまうと、話し手の気持ちが落ちます。
せっかく答えた「趣味」の回答は聞き手に何も反応を起こさず、むしろ無視されたと感じてしまうからです。
それでも頑張って想像し、休日の過ごし方を答えたとしましょう。
そこで三つ目の質問が「好きな食べ物は?」だったら、おそらく話し手は聞き手と真剣に話すことを諦めます。
せっかく自分が答えた内容は次の質問に全くつながらず、気を遣って出した答えに反応はゼロ。
あちらは無頓着に浮かんだ質問をポンポン投げるだけだからです。答えを考える労力が損に思えてきます。
会話はキャッチボールと言いますが、これではキャッチボールが成立しません。
自分が話し手になった場合を思い出すと、多くの人に心当たりがある光景だと思います。
何より会話が弾むと話し手と聞き手の関係が良くなります。自分がどう見えるか考えるより、相手が何を話しているのかを聞く。
たったこれだけで会話は変わります。ぜひ今からでも、隣の人との会話で試してみてください。
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