感謝の言葉を「有難う」と表現します。「有難う」とは、「有ることが難しい」と書きます。
みな自分のことで精一杯のなか、人のために動くのは、なかなか難しいことなのです。
それを私のために動いてくださる方があれば、「難しいことをしてくださった。ありがとうございます」と感謝の心が起きるのですね。
幸福になるためには「足るを知る」が大事と言われます。
あれが足りない、これも足りないといっても欲にはキリがありませんから、足りない点に注目するといつまで経っても満足できません。
しかし「有ることが難しい」という視点に立つと、「こんなことしてくれた。あんなこともしてくれた」と足るを知ることができ、心が満たされ幸福感が上がるのでしょう。
「ありがとう」の反対は「当たり前」です。当たり前と思ったら、感謝は出てきません。
身近な、酸素。この酸素が無ければ、生きていけません。
でも、酸素に感謝したことって、生涯の中でどれだけあるでしょう。酸素にわざわざお願いしなくたって、当たり前に空気中に有るものです。
しかし、肺炎にかかり呼吸器が必要になれば、日常の酸素がどれだけ貴重で有難いか身に染みることでしょう。
苦労した分だけ感謝が深まる
苦労を思うといっても、頭だけで想像するのと、自分が実際に経験して苦労するのと、知らされる深さは違います。
ある人が言っていました。
「傍から見ていると『なんでこんな簡単なこともできないんだろう。自分がやればもっと上手くできる』とさえ思うが、実際にやってみると予想外のことが起きて上手くいかなかったりして、簡単なことではないことが知らされる」
実際、自分がやってみると失敗したり、こんな大変さがあったのかと驚きます。
苦労して、実地に大変さを知ることで「こんなに苦労して、自分のために働いてくださったのか」と感謝が深まるのです。
【苦労するほど幸せになれるわけ】
苦労をする→周りの人の苦労が知らされる→感謝が深まる→「有ることの難しさ」を知らされ→足るを知り→心が満たされ→幸福感が上がる
苦労をネガティヴではなく、ポジティブに捉えて、周りの人も自分も幸せになっていきたいですね。
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